音楽の団体として、合唱団や三味線、吹奏楽などがありますが、今回はオーケストラについて紹介していきたいと思います。
オーケストラが見直されている!?
中学・高校・大学と部活は吹奏楽が主流!?と思われがちですが、今やオーケストラが見直されています。中学でも古くからオーケストラ(管弦楽部)として活動しているところもありますし、高校・大学、そして一般やプロも注目されるようになってきています。
財団で運営しているところもあり充実の度合いがみてわかることができます。
小学校で習う音楽の殆どがこのオーケストラにあたります。ヴィヴァルディの春やブラームスのハンガリー舞曲第5番など挙げればきりがないですが、覚えていますでしょうか?
ちょっと紹介しますね♫
・春/ヴィヴァルディ
・ハンガリー舞曲第5番/ブラームス
では次に具体的に活動されている団体を紹介したいと思います。
今回は日本の中心に位置する静岡県をピックアップしました♫
静岡県のオーケストラ団体(アマチュア・プロ)
アマチュア団体
- 湖西おいでんフィルハーモニー【湖西市】
- 学友会オーケストラ浜松【浜松市】
- 浜松室内管弦楽団【浜松市】
- (公財)浜松交響楽団【浜松市】
- 浜松シティフィルハーモニー【浜松市】
- 浜松市民オーケストラ【浜松市】
- CAPPELLA ACCADEMICA【浜松市】
- 掛川市民オーケストラ【掛川市】
- クラリス・オーケストラ【藤枝市】
- 清水フィルハーモニー管弦楽団【静岡市】
- Hibiki Chamber Orchestra【沼津市】
- 沼津交響楽団【沼津市】
- 伊豆フィルハーモニー管弦楽団【伊豆市】
プロ団体
- 富士山静岡交響楽団【静岡市】
ざっと調べて書き出しましたが、アマチュア団体が13団体、プロ団体が1団体でした。
もし抜けていまして気になるようでしたら、お手数ですがご一報ください。♫m(__)m
アマチュア団体の特徴
アマチュアといっても中にはプロの方が混じって指導をされている方もいますし、アマチュアでも腕のいい方もたくさんおられますし、どこの楽団も魅力はいっぱい詰まっています。
年齢層も幅広く、中には学生も入って取り組んでいる楽団もあるんだとか。育成ではありませんが、大人に混じって一緒に演奏することで学べるところも多々ありますから、地域に貢献していると言えますね。
運営に関しては、アマチュアに関しては、皆さん仕事や家庭で忙しい方が殆どで、役を持ち回りでやっている楽団が多いようです。団長は別として。トップの団長に関しては時間の取れる年配の方や、立ち上げられた方などが中長期でやられる団体も少なくはなく、安定した運営を基盤として活動されているようです。
プロの団体はどうなんでしょうか?プロの会計の方を呼んでるのか、自前でやっているのかは、わかりません。団長においてはプロにおかれても長くやっていると思います。想像の範囲で申し訳ありませんが。
中には〇〇高校管弦楽部のOBが集まって立ち上げたという団体も静岡県に限らず、全国的に存在するとは思いますが、どんな形であれ好きな音楽を続けていけるというとこに関しては素晴らしい団体さんであることは間違いありません。
プロ団体の特徴
静岡県内のプロのオーケストラにおいてはいずれも特定非営利活動法人、いわゆるNPOとして活動されているようです。東西に長い静岡県において丁度二等分したくらいの位置に二つあることは、偶然かもしれませんが、県民にとってはとても喜ばしいことではないでしょうか。
団員募集は?
アマチュアにおいてはほぼ団員募集をしています。
気になる楽団や近くの楽団のホームページを閲覧すれば団員募集という形で載っています。
ただ、必要人数を満たしてしまっている場合もゼロではなく、まれに募集を停止いているパートがあるかもしれませんので、ホームページでしっかり確認するようにしてください。
オーケストラとなるとメインが弦楽器となるため、管楽器は弦楽器に比べて人数が少なくなります。わかりやすく言えば管楽器はソリストの様なものなのです。ですので、埋まる確率も弦より管の方が高く、倍率で見ても管楽器が弦楽器よりもかなり高いと言えます。元々の枠が少ないので倍率は高くならざるを得ないと言った方がわかりやすいかもしれません。
練習日は?
アマチュアに関しては週末の土日に、プロに関しては音楽で生活(仕事を)されているということから平日に行うこともあるそうです。しっかり時間をかけて音楽を創り上げる様相が伝わってくるような気がします。
演奏曲はどんな曲を選曲しているのか?
アマチュアに関しては、やはり王道の曲を選曲する団体が多いようです。ですが、人数の関係や形態も様々で、弦楽アンサンブルや管のアンサンブルも取り入れて選曲している楽団もあるそうです。もちろん歴史のある団体は王道の曲をある程度やり尽くした時には、やり切った感があるので、比較的マイナーといいますか、普段なかなか聴けない曲を選んだり、忘れたころに再びあの名曲をといって選曲している団体もあるのではないでしょうか。人数や編成はどの楽団も違いはありますし、好みもありますから、こればっかりはプロアマ問わず、各団体でそれぞれの色で選曲していると言っても過言ではないと思います。
弦楽アンサンブル
ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスの弦4パートで構成される。
ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスの4本から複数プルトでと多岐に渡り演奏される。
ほんの一握りに過ぎないけどピックアップしてみました。
- モーツァルト / セレナーデ第13番ト長調K.525「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
- ヴィヴァルディ / 「四季」より「春」
- ヴィヴァルディ / 調和の霊感より第8番
- レスピーギ / リュートのための古代舞曲とアリア第3組曲
管のアンサンブル
木管においては木管五重奏という編成で演奏されるのがポピュラーです。
その他としてどんな編成でも演奏できてしまうというマルチ曲のようなものも最近出版されています。
例えば「フルート2、クラリネット2、オーボエ、ファゴット」のような編成でも演奏できてしまったり、「フルート2、クラリネット2、オーボエ、ファゴット、ホルン、トランペット、パーカッション」の様なその団体のメンバーそのままで演奏できる楽譜もある。
便利な世の中ですよね~。型にはまっていない編成でも聞いていて全く違和感なく聴けてしまうほど。ただ、奏者としては、吹きやすい吹きにくいと感じることはあるようです。
例えるなら、いつもメロディーばかり吹いているオーボエがパート4の中低音域の楽譜を吹くとなると、いつもと違って違和感を感じてしまうことがあるかと思います。
変に当てはめてしましましたがそれは適材適所ということでパート分けの段階でしっかり行ってもらえれば、何ら問題は起きないと思います。
ほんの一部に過ぎませんが、木管五重奏と金管アンサンブルの曲を示しておきますね。
メジャーどころをピックアップしました。
ユーチューブにも載っている曲ばかりなので、聴いてみたりして参考にしてもらえれば幸いです。
木管五重奏の曲
- ヤナーチェク / 「青春」
- ニールセン / 木管五重奏曲
- ボザ / 夜の音楽のための小品集
- タファネル / 木管五重奏曲 ト長調
金管の曲
- エワルド / 金管五重奏曲
- シャイト / 戦いの組曲
- ガブリエリ / ピアノとフォルテのためのソナタ
- テレマン / 英雄的音楽
- ポール・デュカス / 舞踏劇《ラ・ペリ》よりファンファーレ
まとめ【静岡県プロ・アマチュアオーケストラの楽団を紹介。団員募集はしているのか?】
音楽という一つの目標に向かって同じ志の仲間が集まりコンサートという舞台を繰り広げる。
聴く側もそういった志が同じ集まりの演奏を聴きたくて足を運ぶというウィンウィンの形が成り立っているのはかけがえのない財産なのではないでしょうか。
一つの文化ですよね。
色んな文化がありますが、今回はオーケストラについて紹介させていただきました。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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