全国高校サッカー選手権大会決勝が1月11日に行われ、山梨学院(山梨)が青森山田(青森)と対戦し制した。
11大会ぶり2度目の優勝を狙う山梨学院と、3大会連続で決勝進出を果たした青森山田との決戦。
両校抜きつ抜かれつの甲乙つけがたい接戦となったが、最後は接戦を制してきた山梨学院に軍配が上がった。
そんな山梨学院高校サッカー部強さの秘密について見ていきたいと思います!!
最後までお付き合いいただけますと幸いです。
山梨学院高校サッカー部強さの秘密とは!?
私立なので全国津々浦々良い選手たちを引き抜いて集めることができるという利点があるのはもちろんだが、ずばり総監督 横森 巧氏の教えそのものに強さが生まれている。
その教えとは!?
サッカーは、自立し、自分を律して決断できる人間になることが何より重要です。頭を使い、集中力の必要なスポーツなので全体練習は2時間だけ。集中してやります。高校で日本一を目指すことはもちろん、もっと高い目標を持つように選手たちは頑張っています。
引用:https://www.footballnavi.jp/aomori_yamada/member.php?nowpg=1
最近では文武両道・効率・体力面を重視する高校も出てきているが正にその内容で練習に取り組んでいる高校。2時間の練習、短くもなく長すぎることもない時間の中で自ずと自ら考えなければいいパフォーマンスは生まれにくいですから、色んなところを関連付けて2時間の練習に取り組んで結果を出していることが推察できます。
山梨学院高校サッカー部 データ
【部員】124名(選手119名/マネージャー5名)
【総監督】横森巧
【監督】長谷川大
【GKコーチ】村松征二郎
【コーチ】安部一雄 中村武蔵 岩永将 島垣亮吾
【トレーナー】茂木勇人
引用:https://www.footballnavi.jp/aomori_yamada/member.php?nowpg=1
コーチ陣の層の厚さが目立つ。ポジション別にそれぞれ就いて指導していると思われます。
山梨学院高校サッカー部 ここ最近の主な実績
全国高校サッカー選手権大会:出場6回(第88回大会優勝、第89回大会ベスト8、第90回大会出場、第93回大会出場、第95回大会出場、第96回大会出場)
インターハイ:出場5回(平成20年、22年、23年、26年、30年優勝)
高円宮杯U-18サッカーリーグプリンスリーグ関東2部 2011(優勝:1部昇格)
高円宮杯U-18サッカーリーグプリンスリーグ関東1部 2012(7位)
高円宮杯U-18サッカーリーグプリンスリーグ関東1部 2013(7位)
高円宮杯U-18サッカーリーグプリンスリーグ関東1部 2014(7位)
山梨県高校総合体育大会優勝(平成21年、23年、25年)
第52回関東高校サッカー大会優勝(平成21年)
第54回関東高校サッカー大会出場(平成23年)
第56回関東高校サッカー大会出場(平成25年)
山梨県高校新人サッカー大会優勝(平成21年度、23年度、24年度、25年度)
引用:https://www.footballnavi.jp/aomori_yamada/member.php?nowpg=1
プリンスリーグでは2012年に1部に昇格もし好成績を安定して収めているのは高評価に値する。
部員数も124名は甲信越地方はもちろん全国的に見ても多い。124名中11人のスタメンレギュラーとなるのだから日々の切磋琢磨加減が高いことがわかる。
山梨学院高校サッカー部 2020登録選手
■登録メンバー(No./選手名/学年/前所属チーム)
▽GK
1 / 磯部圭佑 / 3年 / ジュニアユースSC与野
17 / 熊倉匠 / 3年 / FC東京U-15深川
21 / 山田海人 / 2年 / FC東京U-15むさし▽DF
2 / 飯弘壱大 / 3年 / FC多摩ジュニアユース
3 / 一瀬大寿 / 3年 / ヴァンフォーレ甲府U-15
4 / 板倉健太 / 3年 / CLUB ATLETICO ALEGRE
5 / 鈴木剛 / 3年 / ジュニアユースSC与野
12 / 中根悠衣 / 3年 / FCラーゴ河口湖U-15
19 / 浦田拓実 / 3年 / インテリオールFC
22 / 加藤豪太 / 3年 / 大宮アルディージャジュニアユース
23 / 石川聖功 / 3年 / FC Branco八王子
24 / 山口宇汰 / 2年 / 鹿島アントラーズジュニアユース▽MF
6 / 谷口航大 / 2年 / 鹿島アントラーズジュニアユース
8 / 新井爽太 / 3年 / FC深谷
11 / 広澤灯喜 / 3年 / 湘南ベルマーレU-15小田原
13 / 依田らい木 / 3年 / 東京武蔵野シティFC U-15
14 / 石川隼大 / 2年 / GRANDE FC
15 / 野口新太 / 3年 / tfaジュニアユース
16 / 常盤隼人 / 3年 / AICHI SAISON FC
18 / 山口丈善 / 3年 / 三菱養和SC調布ジュニアユース
25 / 岩岡遼太 / 3年 / FC多摩ジュニアユース
26 / 佐藤柊椰 / 2年 / 東松山ペレーニアFCジュニアユース
27 / 佐瀬祐人 / 3年 / AZ’86東京青梅▽FW
7 / 笹沼航紀 / 3年 / FC東京U-15深川
9 / 茂木秀人イファイン / 2年 / FC東京U-15深川
10 / 野田武瑠 / 3年 / インテリオールFC
20 / 久保壮輝 / 3年 / FC GIUSTI世田谷(ジュスティ)
28 / 鈴木健世 / 3年 / CLUB ATLETICO ALEGRE
29 / 佐藤宇宙 / 3年 / 横浜FC鶴見ジュニアユース
30 / 佐竹祥太 / 2年 / FCヴィアージャ
引用:https://koko-soccer.com/news/5-koukousoccer/23082-2020cs016?page=2
山梨学院高校のある地域は中部圏で甲信越地域だが関東圏出身のメンバーが多いことがわかる。
サッカーの英才教育を受けている生徒もおそらくいるであろう。
注目選手
基本的に全員ですが、特に注目されている選手を挙げたいと思います。
- 熊倉匠 GK(17番)
主将(キャプテン) - 一瀬大寿 DF(3番)
184センチの驚異的な高さが武器 - 久保壮輝 FW(20番)
強靭なフィジカルの持ち主 - 新井爽太 MF(8番)
豊富な運動量・ロングスロー - 野田武瑠 FW(10番)
攻撃の中心選手 - 茂木秀人イファイン FW(9番)
アグレッシブな攻撃スタイルの持ち主
2020 高校サッカー全国選手権大会 決勝戦では…
画像引用:https://www.juniorsoccer-news.com/post-875766
第99回全国高校サッカー選手権大会決勝が1月11日に埼玉スタジアム2002(埼玉県)で行われ、山梨学院(山梨)と青森山田(青森)が対戦。
前半12分にMF広沢灯喜(3年)のミドルシュートで先制。このゴールでペースを握ると、全国屈指の攻撃力を誇る青森山田に一度は逆転を許したが、後半33分に執念で追いつき、PK戦に突入。PK戦では、GK熊倉匠(3年)が相手2人目を止め、勝利をたぐり寄せた。
山梨学院は、第88回大会決勝と同じく青森山田を破って優勝。一方の青森山田は、2大会連続で準優勝に終わった。
連戦連勝を重ねてきているだけに体力的には正に限界に近いであろう。
頭で考えて効率よく試合運びを行わないと身体が持たない。
総監督横森巧氏・監督長谷川大氏の『自立し、自分を律して決断できる人間になることが何より重要』という考えを貫き通してチーム全員で勝利を導いたと言っても過言ではないだろう。
まとめ【山梨学院高校サッカー部2020全国選手権優勝!強さの秘密に迫る!】
いかがでしたでしょうか。
選手たちの姿から推測するが、表情に辛さが明らかに出ている選手が皆無であったと。
的を得ているか微妙なところもあるかもしれないが、選手たちは都会的というか正に自立してサッカーをしているというか。
連戦に連戦を重ね最後は疲れてしまうという高校サッカーの特徴の様であったもののかけらも感じることがなかった今回の山梨学院の優勝であった。
青森山田高校も今季無敗で2大会連続準優勝という偉業を成し遂げた。
両校の健闘にエールを送りたいと思います。
最後までお読みくださりありがとうございました。
コメント