先日の箱根駅伝ではいろいろなドラマがありました。
これと言って大きなケガをしたり、脱水症状などの選手はいませんでしたが、何と言っても区間新の記録塗り替えが多かったこと!
選手の皆さんの日ごろの頑張りと監督・コーチ陣のレベルの高さが伺えるそんな箱根駅伝2020でした。
監督や関係者のコメントも非常に的をついたものが多かった中で、ひときわ目を引いたのが、国学院大学の前田監督の発言。
「男泣き」として反響となっていますので、熱狂が冷めないうちに選手たちの取り組んできたことや監督の実践してきたことを紹介していきたいと思います。
国学院大学 前田康弘監督
2020箱根前の国学院大学の前評判
國學院大の存在感が大きくなっている。以前は下位が定位置だったが、昨シーズンの全日本大学駅伝は6位、箱根駅伝は7位と、ともにチーム最高順位でシード権を獲得した。
「来年の目標は往路優勝と総合3位以内です」
引用先:4years
國學院大を指導するのは前田康弘監督(41)。駒大で箱根駅伝初優勝を経験し、実業団の強豪である富士通で競技を続けた後に、若くして指導者の道を歩み始めた。國學院大の監督に就任して11年目。前田監督のチーム運営は、どのようにして軌道に乗ってきたのだろうか。前編は國學院大がたどってきた「流れ」についてです。
国学院大学の躍進【箱根駅伝の前から「流れ」がきた】
これは偶然ではない。言うまでもないが。
今シーズンの國學院大はダブルエースだけではない。
7月の関東学生網走夏季記録挑戦競技会の10000mでは、藤木宏太(北海道栄)と島﨑慎愛(藤岡中央)の2年生コンビがワンツーフィニッシュ。ともに自身初の28分台をマークした。
学生長距離選手のステータスでもある28分台は、チーム内で浦野、土方、青木祐人(4年、愛知)と合わせて5人になった。「箱根駅伝の前から『流れ』がきましたね。何かをやったというよりも流れです」と、前田監督は説明する。
きっかけが昨年11月の全日本大学駅伝だったという。
2区の浦野が区間3位(区間1位とは5秒差)で11人抜き。
チームを7位に浮上させると、その位置の流れに完全に乗った。
前田監督が指摘したのは「チームの流れ」だが、國學院大の躍進を示す「レースの流れ」について先に触れておきたい。
復路は5人全員が区間12~13位と沈んだが、チームは7位に踏みとどまった。仮に往路があと3分遅かった場合は、7~8位で芦ノ湖にフィニッシュしたことになり、復路の6~7区で8~9位争いの流れに入っていた可能性がある。最悪、シード争いに巻き込まれていたかもしれない。
土方と浦野の両エースの今シーズンの充実ぶりからすると、駅伝では昨シーズン以上の順位にチームを押し上げるだろう。そして両エース以外にも28分台ランナーが育った。昨年より上の順位の流れに乗る力を、今シーズンの國學院大はつけている。
引用先:4years
選手・監督の取り組み【チーム全体の「流れ」も確実にとら実行に移せた!】
前田監督のいう「流れ」はレースだけでなく、チーム全体の流れをも指している。
駅伝で上位を走れば、エース以外の選手も「やれる」という手応えを持つ。
自分たちが頑張ればもっと上にいけると実感すると、練習や生活での取り組みも、より積極的になってくる。
そういった選手が1人、また1人と増えて、チームのレベルが上がっていく。
「去年の全日本大学駅伝後ですね。それまでなかなかできなかった練習を、10人くらいがやってしまえるようになったんです。
これがチームの勢いなんだな、と。
ほかの大学を見ていても、強くなるチームには必ずそういう状況がやってくる。
そのときだけで終わるチームはシードと予選会行きを繰り返しますが、継続させられれば上位に定着できます」
前田監督は「特別な何かをやったから」というニュアンスを出したくなかったのだろう。
だがチームに「流れ」ができたのは、やるべきことをやってきたからにほかならない。
地道なことを継続し、キツいことを習慣化してストレスをなくすなど、國學院大と前田監督は当たり前のことをやってきた。
引用先:4years
まとめ【箱根駅伝国学院大ここまでの躍進について!選手と前田監督の取り組み!】
どこの高校や大学でもいい人材を採って育てて結果を出してというのは鉄板のパターンではあるが、そんな中でも前田監督率いる国学院大学はとことんこだわり続けて練習に取り組んできたと言える。
大学駅伝で最近では文武両道がよく言われるようになってきているが、あながちないがしろにしているとは思えないし、文武両道についても上手く諭すではないがそこそこやっていそうに推測できる。
今後の国士舘大学陸上部(駅伝部)の活躍に目が離せません。
最後まで、ご覧くださりありがとうございました。
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