第99回全国高校サッカー選手権静岡県大会が2020/9/26(木)~2021/11/14(月)の間で行われたが、今回もドラマの連続だった。
静岡県を制したのは前年度優勝の静岡学園ではなく藤枝明誠ということ。
だけど全国初戦で山梨学院にPK戦で惜しくも負けてはしまったが兎にも角にも静岡学園に勝利したことは多大な賞賛に値する。
山梨学院はそのまま勝ち進み優勝をつかみ取ったので最終的に見れば藤枝明誠とは僅差と言える。終始ドラマに湧いた第99回全国選手権だった。
ここでは、昨年の覇者静岡学園高校に勝利し選手権静岡県大会を制した藤枝明誠高校サッカー部について連ねていきます。
最後までお付き合いくださると幸いです。
藤枝明誠、静学を撃破 全国高校サッカー静岡県大会準決勝
▽準決勝
藤枝明誠 3(0―0 3―0)0 静岡学園
▽得点者【藤】賀茂2(増田、なし)島尻(増田)
引用:https://www.at-s.com/sports/article/shizuoka/kokosoccer/828498.html
■王者に「挑む」3発攻勢
昨年の全国覇者のゴールマウスを破る度、藤枝明誠のベンチ前に大きな歓喜の輪ができた。後半に3度、同じ光景をつくり出したイレブンは試合終了のホイッスルで抱き合い、喜びを爆発させた。
前半は静岡学園ペース。相手を警戒するあまり、消極的なプレーが目立った。ハーフタイム、改善点を選手同士で話した。「走ること、守備で声を掛け合うことを確認した」とMF島尻。松本監督からもげきが飛んだ。「何も(背負うものが)ないチームなんだよ。チャレンジしよう」
後半9分の先制点は敵陣での積極的なプレスでボールを奪い、反則を受けて得たFKから生まれた。折り返したボールを中央の賀茂がトラップし、冷静にシュート。「点をとる選手ではないけれど、結果が出せてうれしい」。中盤の底に入る3年生は9分後にも追加点を決めた。
技巧派集団への対策として用意した「中央にボールを運ばせない」という約束事も効果を発揮した。強引に突破を図る相手アタッカーに守備陣が何度も体をぶつけ、阻んだ。焦りの見える静岡学園に対し、後半30分にCKから島尻が3点目を奪って勝負を決めた。
「身近にチャンピオンがいる環境は大きかった」と指揮官は言う。1年間目標にしてきた王者を打ち破り、藤枝明誠が最高潮のムードで東海大翔洋を破り4年ぶりの全国切符を掴んだ。
引用:https://www.at-s.com/sports/article/shizuoka/kokosoccer/828498.html
後半を前に「何も(背負うものが)ないチームなんだよ。チャレンジしよう」という監督の激が飛んだ。こういうところからも超攻撃的サッカーの神髄が伺える。
藤枝明誠サッカー部が選手権県大会を制した理由は?
これは一言で言えば挑戦者としてどん欲に戦ったからと言えます。
もちろんそのような単なる精神論だけでは勝てる訳がありません。準決勝対戦相手の静岡学園の研究を重ねたり勝つための方法を練ってきたことでしょう。
でもそれでもまだ勝てません。
挑戦者としてどん欲に戦うことができた訳は、松本安司監督の采配に他ならない。
ひたすら練習するというイケイケどんどんではなくチームの現状把握から始まって分析検証をして初めて練習メニューが組まれる。
松本安司監督からはうちは優勝するようなチームではありません。とまで述べられている。
ここからが本題。
松本安司監督の采配は?
『うちは優勝するようなチームではありません。』
だとしたら何か変わったことをしない限り勝てないということに気づくと思います。
そして最終的に出た戦略は…
【超攻撃的サッカー】
に行きついたのでした。守備的にはやらないですとまで述べられている。
メンタル維持しつつカウンターやドリブル・パスでつないで点を入れたらはじめて成りたつ超攻撃的サッカー。
松本監督はかなり遡るが四日市高校時代はエースストライカーで3回戦の古河一戦でオーバーヘッドシュートを見事に決めている。
そういった経験も松本安司監督の身体に浸み込んでおり『超攻撃的サッカー』の原動力になっているのかもしれない。
まとめ【藤枝明誠サッカー部が選手権県大会を制した理由は?やっぱりメンタル?!】
メンタルというよりは松本安司監督のマインドコントロールと言った方がしっくりくる。
『うちには一線級の選手は来ない』とまで断言する中での選手権県制覇。そして全国初戦に山梨学院に善戦してPK負けを喫したがその山梨学院は見事に優勝した。
今回の藤枝明誠のサッカーを見て他の学校も参考にするであろう。
どの学校にもエールを送りたい。
本当にお疲れ様と!
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